【寄稿】オギー様
・メタバースイベント
メタバースイベントはかやさんとつながる最初のきっかけになりました。元々はXを通して発達障害者の方達をインタビューしていき、楽しく生きるためのきっかけを得たりヒントを教えていただこうと思ったことがきっかけです。
スタッフも登壇者も当事者で様々な方にご参加いただき、かやさんとのコラボイベントは特に大盛況で「発達障害カフェスターブロッサムは成功するためにある場所じゃなくて失敗するためにある場所なんですよ」「失敗もさえ許されないまま頭ごなしに叱られて生きてる子がどれだけ多いか。」「失敗を安心してできる場所があるから進めるんですよね。」「落ち込んだら、私みたいな奴もいるって思って生き直すんだぜ。」という言葉が印象的に残っています。
・年末のイベントのこと
大晦日の夜にもかかわらず想像以上に多くの方が来てくださって本当に嬉しかったです!
スタッフ側は大忙しで動き回っていました。シャンパンを入れてくださる方や勇気を出してきてくれた方、悩みを相談してくれる方など本当にさまざまな人たちとおしゃべるができて楽しかった。カウントダウンのクラッカーや動画を撮ったり、年越しどん兵衛するなど良い思い出になりました!生きづらい人たちによる生きづらい人たちのためのイベントを開催しワイワイと楽しむ空間を作ることが目標だったので達成できました。
ちなみに自分が切ったネギは辛かったので失敗でしたね。すみません笑
・発達障害当事者として思う事
発達障害だと自分が自覚するまでが本当に地獄だった。イジメも孤立も経験し家族も精神を病んで家庭崩壊。なんで自分だけがこんな地獄の苦しみの連続の中を生きなければならないのかと恨んだ時期が10代でした。そこから独り立ちして社会人になるも失敗の連続。その頃には発達障害という言葉が有名になっており自分が発達障害ではないかと疑い病院に行きました。しかし頼りとする病院でも精神科医や公認心理士に詐欺に近い、いい加減な診断をされてしまい7年ほど社会をさまよいました。発達障害者を取り巻く環境は地獄だし残酷そのものです。自分の現実を変えるきっかけを見つけるのはほんとに体力・精神力が必要です。良い医者をやっと見つけて発達障害の診断が降りました。この過程で病んでもがく気力を失ってしまう人も多いのではと思います。当事者に生まれてしまった境遇は変えられません。ただ自分だけじゃない。イベントや当事者会を通してたくさんの当事者に会い楽しく生きるための知識やヒントを教えてもらえた。「もう少し生きてみよう」「もしかしたら発達障害があっても楽しく生きられるかもしれない」と思えるようになりました。自分が生きづらい人たちが楽しくなれるようなコンテンツや仕組みを作り出したいとも思えるようになりました。今はそのコンテンツ作りに夢中になれています。こう思いながら生きられるようになれたのも、かやさんのようなパワフルな人たちとの良い繋がりがあるおかげです。
・特性との向き合い方
行動して失敗してまた起き上がって失敗して、、七百ころび八百起きという感じで自分のことを理解していったという感じです。笑
自分が当事者だとわからなかった時は失敗の連続でなぜうまくいかないのかもわからないままに傷ついていたので「もう無理だ。。」と気力を失ってしまった時もありました。しかし、当事者だと気づいてからのいきづらさ改善は早かったと思います。何があってももがく力が活きました。徹底的に発達障害の本を読み当事者会やイベントに参加して自己覚知を深めコミュニケーションの勉強をしました。その中で失敗もありました。
完璧を求めなくてもいい。というか完璧なんて無理。笑
かっこわるくてもいい。失敗を恐れずに行動することが、大きな気づきや真の成長に繋がると信じています。その成長過程を一つの娯楽、自分の歴史の1ページとして楽しむのもいいのでは。
実際少しずつ生きることが楽しくなっているからこそ思うことです。まだまだ発達障害者が楽しく生きられるきっかけを作るために行動し失敗し学んで人生を面白くしていきます。
・わたしとのこと
かやさんも当事者としてスーパーハードモードな人生を生きてきた方なので繋がれて本当に嬉しいです。そんな方が今もパワフルに行動されている姿を見ると元気をもらいます。自分も相談に乗ってもらってるので姉御肌なかやさんの活動を応援します。お互い生きづらい人たちが楽しくなる場所や環境や仕組みなど、希望や喜びを持てるようなサービスを作るために生きていますのでこれからも一緒に協力していきたいです!