ADHD発達障害者に求められる”ADHDらしさ”とは

発達障害メイド喫茶スターブロッサムメイド長、花屋乃かやです。当店は発達障害当事者の女性が中心になって開店しています。
今回はADHDに焦点を絞ってお話しようと思います。
皆さんはADHDと聞くと、どのようなイメージがありますか?
時間を守れない、片付けができない、約束を守れない、衝動的に行動してしまう、忘れ物が多いなどをイメージされる方が多いんじゃないかと思います。

しかし、ほとんどのメンバーが遅刻せず”ほぼ時間通り”に開店しています。ADHDなのに遅刻しないの?って思いませんか?

当店のメイド・執事は本当に開店日を楽しみにしていて、大切にしてくれているというのもありますが、ADHDだから確実に時間が遅れるというわけでもありません。
よく発達障害をテーマにしたお店等では遅刻が当然といった風潮がみられることもありますが、私個人の考え方としては”遅刻をすること”自体は、皆均等に同じ時間の中で生活している以上、やっぱり「ごめんなさい」という必要もあると思うんです。
仮に遅刻癖があるとして、遅刻しないようにどうしていこうか、というところからスタートしたらよいと思います。
”遅刻するのがADHDだ”というのは誤った情報で、”ADHDでも遅刻をしないように工夫をすることも、周囲が協力していくことで改善が可能な場合もある”というのが当店の方針です。出来ないことを出来ないままにしてしまう事が本人にとって必ず幸せとは限らないので、なるべく努力や工夫を重ねた上で、ゆっくり舵取りをしていけば良いんじゃないでしょうか。

世間一般の”発達障害 ADHDらしさ”に縛られ、そうじゃないと困っていないように映ってしまう可能性もあります。
顔の表情も作りも皆違うように障害特性は個人によって異なります。そうしたことを伝えていきたいと私は考えています🌸

皆さんはどう思いますか?