”生きるのが下手”でも君が好き。
君は、とっても生きるのが下手。
私も、人のことなんて言えたもんじゃない。
生きるのが、とっても下手だ。
沢山、人から心ない言葉を向けられて、目に見えない視線は痛く胸を貫いてきた。
一生懸命頑張ってきたんだよね。
知っているよ。見えないところで君が、本当に小さなシゴトをコツコツとこなしていたこと。
縁の下の力持ちだってこと。
でも、意地悪されたり疲れたり、しんどくなっちゃったこと。
動けない日があること。
思うように笑えないこと。
この世界がすべて曇り空か、もしくは大雨か、そんな日がずっと続いてきたこと。
君は悪い事なんてしていなくても、まるでその場にいることが悪いんだといったような、すべて君のせいにもされてさ・・・。
本当に辛い、辛かっただろうと思う。
けど、君だけじゃなかったんだ。
辛いのはね、君だけじゃなかったんだよ。
本当は、本当は私も気持ちがよくわかるし、辛いねって言いたかった。
一緒に手を取り合って、ぎゅって握りたかった。
でも、やっぱり人が怖くて仕方なくて
それすらできなかった。
人はとても、怖い。
ニコニコしてたらいきなり裏切ってきたこと
翌日からいきなり会話ができなくなること
泣いているのに、相手が笑っていたこと。
本当に、怖かったけど
私は君のことが好きなんだ。
それだけじゃ、ダメだろうか。
世の中に一人、君のことを好きな人がいるだけじゃ
生きている理由にならないでしょうか・・・。
私は、上手に生きる強かな人が好きなわけじゃない。
一生懸命生きてきた、やってきた、けど上手くいかなかった。
私と手を取って少し進んでみない?って
声をかけるくらいならきっと神様も許してくれるかな。
好きって言葉が、君にとって
小さな特別なご褒美みたいなものでも、
なんでもいいから、何か糧になりますように。